春の恒例行事
2026年05月12日
春の訪れとともに芽吹く山菜。タラの芽・フキノトウ・ワラビ・セリなど味に癖のあるものが多いが、私の大好物ばかり▼子どもの頃、親に連れられ毎年ワラビ採りに出掛けた。ヘビやタヌキに遭遇しても全く構わず、時間が経つのも忘れて夢中になった。楽しかった記憶が大人になった今でも脳裏に焼き付いている▼30年ほど前、生まれも育ちも大分市内、くわなど持ったこともない私が、結婚を機に主人の実家で初めてタケノコ掘りをした。一輪車に包丁・くわ・米袋を積んで山へ上がり、私が掘り母が皮をむく流れ作業。手当たり次第に堀り続け、翌日は腰と腕が筋肉痛で悲鳴をあげるが、それも含めて恒例行事として楽しんだ▼タケノコは種類によって育つ時期も味も違う。調べてみると、孟宗竹・真竹・淡竹・姫竹・四方竹・寒山竹などがあり、見た目や食感、食べる時期が違ってくる。煮物はもちろん、たけのこご飯や天ぷらなど、いろんな調理方法があり飽きずに食べれるが、食べ過ぎると胃や肌が荒れてしまうので要注意▼先日も友人たちと山菜採りに行ってきた。ワラビだけのつもりが思いがけず、タケノコも掘らせてもらい、道端のふきまで採って大満足。腰を痛めたが、とても満足した1日だった▼タケノコのあく抜きは時間との勝負。すぐに処理し、山菜好きの友人らに配り、おいしさを共有するのも楽しみの一つ。スーパーで30㌢くらいのものが600~800円で売られていて、私の採り放題な生活は贅沢なものだと実感した▼山菜採りに出掛け、熊に襲われるニュースを頻繁に見るようになった。山だけでなく住宅街にも出没し、玄関を開けたら熊が居るなど本当に恐ろしい。山菜採りを恒例行事として続けていく私にとって九州に熊が居ないことに心から感謝する。(望)

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