大分建設新聞

四方山

青森と大分の相撲格差

2026年06月05日
 先日のテレビ番組で「わが地元代表アスリート・ランキング」というのがあった。各都道府県民に「地元出身のスポーツ選手で代表的なのは誰?」と聞いてランキングを集計。わが大分県ではトップがソフトバンクの今宮健太。以下②内川聖一③甲斐拓也とプロ野球選手が続き、清武(サッカー)、江村(フェンシング)、源田(プロ野球)、宗兄弟(マラソン)―らの順だった▼まあ、回答者の年齢や人数も分からないし、仕方のないことだが、当方が好きな大相撲界からの名前(例えば千代大海とか嘉風とか)はなかった。前にもグチを書いたが、大分の大相撲ファンはずっと寂しい思いに耐えている。通算8個の金星力士・嘉風(中村親方・佐伯市出身)が6年前に引退してから、県出身の幕内力士がゼロの状態がずっと続いているのだ。幕内力士が明治から途切れずに143年続いている青森県と比べるのは酷だが、寂しい限りの惨状である▼だが先場所、やっと大分県にも一条の光が差し込んだ。今春、角界入りした翔盛(中村部屋)が序二段で全勝優勝したのだ。序二段は幕下、三段目よりさらに下の位だが、有望な若手がひしめく中での全勝優勝は見事だ。本名・田中翔盛(18歳)。この春中津東高校を卒業し中村部屋に入門した。高校では県大会無敗で、3月の春場所で序ノ口スタートし序二段に。「親方のような素早い相撲を取っていきたい」と話す有望株だ▼翔盛と高校で同級生の野島(二所ノ関部屋)も好成績だった。中村親方は地元紙に掲載を始めたコラムで「今の角界は若い力士の勢いと、経験のある力士の意地で非常に面白い時代」と書いている。県出身の若手力士は、若雷、赤虎、甲斐田、羅漢児、時健龍、琴太豪ら14人。誰か1人でも抜け出し、まずは十両に上がってほしい。(マサ)
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