定例記者会見
2026年06月11日
記者の定期的な業務に、各自治体の定例記者会見(以下、定例会見)への出席がある。記者クラブに属している報道機関にあらかじめ開催日時が知らされ、原則、月1回顔を出すのだ。市役所の庁議室などに、全国紙、地方紙や時には国営放送のカメラが同席することもあり、重要な情報に接する貴重な機会になる▼定例会見は、自治体が報道関係者を一堂に集め、定期的に情報発信し、それぞれの取り組みをアピールすると共に質疑応答を行う公式な場だ。主に県政や市政についての重要な発表をはじめ、イベントやお祭りの予定なども伝える。建設関連でいえば、大規模開発などの公共事業、災害対策、都市計画など、最新の情報を得るには欠かせない▼私が知っている範囲では、市長自身が資料を基に話す場合と、各担当者が説明する場合の2通りある。特に後者の場合は、担当者と名刺交換して取材につなげることもできる。他紙の記者とはたまに雑談する程度だが、昔は記者クラブ仲間での飲み会もあったと聞く▼閑話休題。定例会見は広く一般に公開するケースもある。県知事、大分市長などはネットの動画共有サイトで視聴可能だ。内容は面白いものではないが、各首長さんの表情や人柄をうかがうことができる▼実際の会見を紹介しよう。某市の会見に出席するのは、毎回私と某紙記者の2人きり。現れた市長が開口一番「いつも通りのお顔が揃ってますね」などと笑顔で語るのが恒例で、それで場が和む。また某市の若い市長はスマホ動画で収録するなど、時代を感じさせたりも▼自治体にとって定例会見の大きな目的は取り組みの周知とアピールなので、建設業にバッチリというネタに遭遇するのはマレ。それでも現場にいなければ獲得できないから、本日もネタを求めに出掛けるのである。(コデ)



