大分建設新聞

四方山

臼杵川

2026年06月18日
 音楽や香り、風景で昔のことを思い出すことがある。私の青春時代は30年以上前だが、昔聞いていた曲が流れてくると、あの頃のことが頭に浮かんでくる。「あの時〇〇していれば…、今は…」なんて考えても仕方ない。おじさんはおじさんなりにこれからも生きていく▼つい最近、フンドーキンのCMを目にした。CMで流れる曲は、女性3人組「ひまわり」が歌う「臼杵川を渡れば」。ご存じの人はいるだろうか。1990年に発売され、俳優の美保純さんが出演した同社のCMで流れていた。今流れているCMは、美保さんが出演したCMのリバイバル版だそうで、女子高生が臼杵で生きていく姿を描いているという▼当時中学生の私は、美保さんのCMを見てこの曲のCDが欲しくなった。しかし、近所で売っていなかったため、自転車で臼杵坂ノ市有料道路(自転車は通行料50円)を通り、今は無きトキハ臼杵店で購入した。まさに私の甘酸っぱい青春を彩る名曲の一つが「臼杵川を渡れば」である。フンドーキンの商品はもちろんだが、CMも素晴らしいものが多い▼県内には18市町村あり、取材や営業、ドライブで全市町村へ行ったが、どこも魅力満載だ。「じゃあ、どこが一番なの?」と18市町村から詰め寄られたとしよう。少し悩んで私は「臼杵市」と答える。自宅から山を挟んで近いということもあり、一番身近なまちであり、街並みの移り変わりも見てきた。近所に住んでいる幼馴染と言ってもいいだろう。一時期、臼杵の城下町周辺に住みたくて、物件を探し回ったこともある。その熱い愛も忘れていた今、フンドーキンのCMである。また、臼杵への愛が再熱してしまった▼歳を重ねると、昔のことは思い出すのに数時間、数日前のことが思い出せない。おじさん化進行中だ。(せい)
名鑑CDバナー
取材依頼はこちら
事業承継プラザ 切り替え
arrow_drop_up
TOP