7分間
2026年06月22日
7分間という時間は長い?短い?いきなりこう聞かれても困るだろう。「時と場合による」と答える人が多いだろう。カップ麺を2個作れる時間、軽いジョギングでひと汗かける時間?まあどちらにせよ、そう長いというほどの時間ではなかろう▼サッカーのワールドカップが開幕し、そのわずか7分間がたまらなく長かった4年前の記憶がよみがえった。2022年の前回大会。日本は予選リーグで〝サッカー大国〟ドイツとスペインを撃破する歴史的な大金星を挙げた。どちらも逆転勝利で、まだあの興奮を覚えている人も多かろう▼両試合とも1点をリードして試合時間が過ぎ、後半アディショナルタイム(プレーが中断された分だけ追加される時間)は7分間。「まだか、まだか…。時間よ早く過ぎろ!」と気をもんだ420秒の長かったこと。ヤキモキして1時間程にも感じたのをまだ覚えている▼人間が感じる時間の感覚というものは実に奇妙で面白い。退屈な会議は「まだ終わらないのか」と長く感じるのに、友達との飲み会や娯楽の時間はあっという間に過ぎていく。子どもの頃の1年間はゆっくり過ぎていたと感じるのに、年を取るにつれて「今年ももう終わりか」と、時の流れの早いこと。同じ時の流れでも、過去の体験や今置かれている状況などから脳が勝手に「早い、遅い」を感じるらしい▼さて、森保ジャパンのサッカーW杯が盛り上がっている。初戦は強豪オランダに善戦し、チュニジア戦は快勝だった。リードしている時は長く、負けている時は短く感じるあのアディショナルタイムは魔の時間だ。特に1点リードしての最終数分間は心臓に良くない。だが、今大会ではあの数分間のドキドキを何度も体験したい。ドキドキ、ハラハラでいいから〝夢〟の優勝へ突き進んでほしい。(マサ)



