大分建設新聞

四方山

花火大会と詐欺

2026年08月20日
 夏の終わりを彩るイベントといえば花火大会。県内でも今月末にいくつかの大会が予定されている。帰省先で祖父母らと歓声を上げる子どもたち、浴衣で夕涼みがてらのカップルの姿が目に浮かぶ▼近年、主要な花火大会の約8割が有料指定席を導入しているという。客側のメリットは「長時間の場所取りが不要」「落ち着いて花火を鑑賞できる」―などが挙げられる。料金はパイプ椅子などが数千円~1万円前後で、さらに家族やカップル向けの高額なテーブル席や最前列のプレミアム席も人気のようだ。有料席導入の理由は開催費用の高騰によるものだが、人気の大会では抽選販売をしたり完売になることも▼そんな中で、最近マスコミをにぎわせたのが、〝ナゾ〟の「琵琶湖三市同時花火大会」。彦根・長浜・高島の3市で同時に1万発を打ち上げるとうたい、有料席を販売したが関係機関への許可申請や会場確保も整わないまま、開催直前に突如中止を発表した。1発も打ち上げないまま炎上したのではシャレにならない。3市は関与を否定し、手口から詐欺ではないかと見られている▼今年上半期、全国の特殊詐欺の被害総額は1816億円超と前年同期比で618億円も増え、過去最悪を更新した。そんな中、最近増加傾向にあるのが「体験イベント詐欺」という新手の詐欺だ▼人気飲食チェーン店などを装い、SNS広告を通じて子ども向けのケーキづくりやバリスタ体験などに誘い込む手口。ラインへ誘導され個人情報を盗み取られたり投資詐欺などにつながるケースが多いという。対策としては、企業の公式サイトなどに告知されているイベントを確認したり、ラインに誘導される場合は疑う―などが挙げられる。夏休みも終盤。「子どもの思い出づくりに」といった怪しい誘いにはご注意を。(コデ)
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