子どもの歌
2026年09月15日
娘の誕生日に、義母が音の出る仕掛け絵本を贈ってくれた。ボタンを押すと保育園などで歌われる童謡が流れるもので、厳選された30曲が収録されている。気に入った娘は、歌が止まるとまた別のボタンを押すを繰り返し、そのうち「メドレー」ボタンも発見。わが家では朝から晩まで陽気な歌が流れている▼大人になって改めて聞くと、「そんな歌詞だったのか」「いまの子どもには分からないだろう」と驚く歌も多い。童謡「あめふり」の「蛇の目でお迎えうれしいな♪」などは、大人でも分かる人は少ないだろう。蛇の目とは、中心に白い蛇の目模様が描かれた伝統的な和傘のこと。そもそも和傘をさしている人を、近所で見たことがない。童謡「そうだったらいいのにな」の歌詞では、「サンタクロース捕まえて、うちだけ毎晩クリスマス♪」それはもう、ただの拉致監禁である▼童謡や子どもの歌には、作者不明というものも多い。「猫ふんじゃった」のように、作曲者が不明な曲に、後から歌詞を付けたものも多く存在する。人から人へと伝わった歌は、地域や時代によって微妙に内容も異なっているようだ▼手まり歌「あんたがたどこさ」は全国区で歌われているが、「肥後どこさ」と固有の地名が登場する。歌詞の山の場所を巡り、熊本発祥説と埼玉川越発祥説があるのだが、九州人としては熊本発祥だったと信じたい。ほかの作者不明の曲としては「通りゃんせ」「ずいずいずっころばし」などがある。著作権がある時代であれば、どれだけ印税が…と邪推してしまう、超有名曲である▼仕掛け絵本のボタンには「カラオケモード」も搭載されており、もっぱら夫が利用している。適当に歌う夫だが、全部の曲の最後の歌詞は「〇〇ちゃんかわいいね~」。親ばかに著作権はございません。(万)


