真夏の外出禁止令
2026年09月18日
今年の夏、日本列島はとにかく暑かった。県内も記録的な猛暑で、やっと涼しくなったとはいえ、まだ暑さの後遺症で体が本調子ではない人も多かろう。あまり思い出したくもないが、カンカン照りの日々を振り返って見よう▼県内の梅雨明けは7月8日。それ以降、晴天続きで気温が上昇し7月末には日田市で九州では史上初の酷暑日(40℃)を記録した。8月も高気圧に覆われ、平均気温は日田市、大分市で平年値より2℃以上高い30℃近くに迫り、県内15観測地点全てで平年値を上回る異常さ。日田市では35℃以上の猛暑日が通算52日もあった▼この異常な暑さは来年以降も続くのだろうか…。専門家の多くが「より深刻になる」というが、それを象徴するようなショッキングな記事が先日の新聞記事にあった。気候変動対策に積極的な企業でつくる団体「日本気候リーダーズ・パートナーシップ」が発表した「2050年の天気予報」なるものだ▼それによると、20数年後には、40℃以上の酷暑日が全国157地点に上り、午前11時から午後3時は「外出禁止令」が出される。屋外での運動は厳禁で、農作業や建設現場での作業はできない。さらに世界的な高温や干ばつで家畜飼料や食用油が原料不足で高騰。暑さで乳牛やブタの飼育にも影響が出て、カツ丼が気軽に食べられなくなる―などと予測しているのだ▼先日、大分合同新聞が「大分も昔はそんなに暑くなかった…」として80年前からの大分市の平均気温の変化をグラフィックで視覚化していたが、その変化は歴然だった。「地球温暖化の時代は終わり地球沸騰化の時代が到来した」と言われているが、これから先、地球の気温はどうなるのだろうか。猛暑日、酷暑日などなく、チリンチリンという風鈴の音色が涼しげだった昭和の夏が懐かしい。(マサ)


