大分建設新聞

四方山

駅

 
2026年10月22日
 道の駅がない臼杵市で道の駅基本構想策定業務が進んでいる。9日、公募型プロポーザル実施を公告。市議会で整備について議論されてきたが、費用対効果から採算性が懸念されてきた。西岡市長は9月の定例記者会見で「どんな機能、場所にするか。コストや収益など基本構想の中で描き、市民に示すための第一歩」と述べた。場所はどこになるか、石仏付近か港周辺か興味がそそられる▼県内の道の駅は26カ所。最近では2024年に大分市「たのうらら」がオープンし、観光と地域振興施設を一体整備した施設として全建賞などを受賞して注目された。一方、時代に合わない道の駅も出てきた。豊後大野市「原尻の滝」では観光拠点としての付加価値向上を図る計画。道の駅がない別府市では別府港再編計画で、津久見市では新庁舎付近への拠点整備で、道の駅が検討されている▼駅といえば鉄道駅の再整備も。竹田市は豊後竹田駅の安全性向上と交通結節機能などの強化を、杵築市は杵築駅周辺でにぎわい創出を図る。同時に駅の無人化も進んでおり、県内の無人駅は51。大分市内では23年に7駅が無人化された。視覚障がい者らの転落など重大事故が多く、市民団体による反対運動も盛んだ▼私の地元は自家用車がないと不便な立地でもあり、最寄り駅は1972年に無人化した。今では電車利用者はわずかで終日ひっそり。それでも毎日曜日には朝市が開催され、にぎわいを取り戻す。地元産の鮮魚や野菜、総菜などが安価で手に入り、近郊から訪れる人も多い▼国交省によると道の駅整備は第3ステージに入っており、地方創生・観光に加え、防災拠点機能に重点を置く。従来の道の駅単体から、まちぐるみの戦略的な取り組みを推進している。鉄道と道―あなたはどんな「駅」に行ってみたい?(コデ)
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