その向こうに親戚があり、そこをたまに通っていた。「そこ」とは上野踏切。高架になる前は、一日に約３００回、時間にして７時間13分も遮断機が下りていたという踏切だ。きょうからそれがゼロになる。この数字を...

　高齢者の多くはお金を持っているらしい。今や「シニア百兆円市場」とかで、いろんな業界が虎視眈々とお年寄りの財布を狙って、戦略を仕掛けているのだそうだ▼その動きを強めているのが小売業界など。「激烈な競争...

　春。いい語感だ。ありとあらゆるものが生命力にあふれ、飛躍の前の準備に入っている感じがする。花びらが開く直前の、こらえきれないとでもいわんばかりのピンクのサクラのつぼみを見るのが今から楽しみだ▼日なた...

　スピーチとスカートは短いほど喜ばれる、といわれるように、たとえその内容がどんなに良くても、やたら長い話では、座がシラけてしまう。短時間にもキラリと光る内容を盛り込んだスピーチは、聞く人に強い印象を与...

　３倍返しとはひどい。女性が義理であげたチョコに対するお返しの要求は横暴である。確かに、バレンタインデーは年頃の娘にとっては父親の誕生日より大事な日だろう。今年も娘の手づくりチョコの材料購入に付き合わ...

　３月も間もなく半ばなのに、なかなか暖かくならない。ここ最近の記憶はずっと雨ばかりのような気がする。三日寒い日が続くと思えば四日暖かい日が続く「三寒四温」とはよく言ったものだと思い、ふと語源が気になっ...

　ちょっと気が引けたが、まじめな話なので、雑学のつもりで読んでもらえれば▼交通事故で最も多いのは追突事故だ。当方も一昨年の夏、高齢女性が運転する車に追突された経験がある。その年の秋、九州一周の旅の途中...

　自転車による交通事故が増え、警察が指導・取締りを強化している。自転車といえども、道路交通法では「軽車両」に規定され、禁止事項や罰則も定められている。もちろん飲酒運転は「ノー」である▼当方、自転車愛用...

　なでしこジャパンがまたやってくれた。ポルトガルで開かれている女子サッカー国際大会アルガルベ杯で宿敵アメリカに勝利をおさめた。Ｗ杯決勝でもアメリカを倒しているが、あれはＰＫ戦の末の勝利。90分間の試合...

　「ピーチ」という国内初の格安航空会社（ＬＣＣ）が就航した。福岡と関西国際空港間を、高速夜行バス以下の運賃で運航するというのだから驚きだ。就航記念価格は片道２５０円からだという。このＧＷ中の運賃も別府...

　大分方言で「ぬかるんでいる」ことを「じりい」という。郷土食の代表格の一つ「じり焼き」の名は、この方言からきているらしい。そのじり焼きを、豊後大野市の「道の駅きよかわ」で販売しているおいさんがいる。食...

　もう３月だ。日中は少し気温が上がり、ようやく春の気配。しかし筆者が早朝に歩く河川敷は、まだ風が冷たい。「♪春は名のみの　風の寒さや～」。名曲「早春賦」の作詞者、吉丸一昌は、故郷海添村（臼杵市）の早春...

　「しちく爺」は、本紙の２人の長老デスクに献呈した尊称だが、近頃の高齢化社会では「イクジィ」（育児に励む高齢者）、そして「チャラジィ」（チャラケた高齢者）なる人々も出現しているらしい。イクジィについて...

　「仁義なき戦い」とは有名なヤクザ映画の題名だが、こういうのがタイトルになる、というのは、ヤクザにも戦いにも仁義が必要、ということだ。一見、どちらも仁義とは無縁の世界に思えるが、映画の元になった獄中手...

　「君が代起立条例」を施行し、起立斉唱を義務付けている大阪府の高校卒業式で、６校・８人の教職員が起立しなかったことが、先日、報じられた。10数年前には、広島県の県立高校長が、卒業式での君が代の扱いに苦...

　国際結婚のススメ・女性編。女性は国を出ていく可能性があるので必ずしもお勧めとはいえないが、一応一例を紹介してみよう▼まず、相手がイスラム教徒の場合、一夫多妻制となり離婚権も男性にしか与えられない。な...

　３月は、ジャガイモの植え付け時季。気温にもよるが、今のところは３・４日か10・11日を考えている。で、先日、植え床の準備にかかり、クワで掘り起こそうとしたところで、ハタと行き詰まった。そこに３～４年...

　国際結婚のススメ・男性編。日本は少子高齢化対策に打つ手を失った。未婚化、晩婚化は進む一方。それは嫁、夫候補の〝資源不足〟が最大の要因だ。そこで勧めたいのが国際結婚である。不足する資源を海外に求めるの...

　農家がイチゴを生産（一次産業）して、ジャムに加工（二次産業）し、それを販売（三次産業）する。一、二、三を掛けても、足しても六で、六次産業となる。農林漁業者自らが生産、加工、販売まで手がけて、付加価値...

　日野原重明先生（聖路加国際病院理事長）の名を知らない人は少なかろう。それほどの超有名人。先日、大分市で「苦難の中をどう生きるか」のテーマで講演した。残念ながら私は行けなかったが、家内の話では、あの広...